阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」

  • 2010年8月31日FACTAleaks――対セラーテム戦争3 日中連携報道

    番外編として、ここで速報を挟もう。セラーテム“事件”がついに中国で報道された。

    今年1月に発足した「財新メディア」が発行する週刊「新世紀」8月30日号に張伯玲記者ほか一名の記者の連名で、長文の記事が掲載され、同誌のインターネットメディア「財新網」にも載っています。

    タイトルは「セラーテム、智能電網(スマートグリッド)の謎

    同じ記事はたちまち、「新浪財経」「網易財経」「騰訊財経」「路透(ロイター)」に転載され、セラーテムが中国でスマートグリッドを受注したという奇怪な話は、中国でもマユに唾をつけられていることが明らかになりました。中国語が読める方はリンク先をクリックしてください。その報道内容も含めた続報は、9月20日発売のFACTA10月号に掲載しますから、お楽しみに。

  • 2010年8月29日FACTAleaks――対セラーテム戦争2 最初のジャブ

    7月23日にFACTAが送った取材依頼から。まずは軽いジャブ。どういう反応かを試しました。

    セラーテムテクノロジー
    代表取締役社長
    池田 修 様

    中国事業に関する取材のお願い

    平素はお世話になっております。

    私ども月刊FACTAは「三歩先を読むオンリーワン情報誌」として、国内外や規模の大小を問わず、注目すべき企業の発掘・取材に力を入れています。国内経済の低迷が続く中、海外市場、とりわけ中国に代表される新興国市場の開拓が、企業の生命線を握る大きな課題となっています。しかし、すべての日本企業が新興国市場への参入に成功しているわけではありません。

    そんな中、セラーテムは中国資本の導入と新事業分野(環境関連事業)での中国進出という果敢な決断により、業績をV字回復させておられます。そこで、このような決断を下した経緯、中国事業の具体的な内容と展望、パートナーとの協業の苦労話等について、池田社長に詳しくお話を伺いたく、取材をお願いする次第です。

    また、子会社化した北京誠信能環科技のユ・ウエンゲ董事長にも、セラーテム傘下に入るまでの経緯や、中国の環境ビジネスの現状などについてお話を伺いたいと考えています。取材は中国、日本のどちらでも対応できます。

    ご多忙中に恐縮ですが、8月3日頃までに1時間程度、お時間をいただけないでしょうか。ご検討のほど、何卒よろしくお願いします。


    2010年7月23日

    月刊FACTA発行人
    阿部 重夫

  • 2010年8月28日FACTAleaks――対セラーテム戦争1 宣戦予告

    内部告発サイト「ウィキリークス」が、アフガニスタンの駐留米軍機密文書7万5000点を暴露した後も、創設者のオーストラリア人元ハッカー、ジュリアン・アサンジュと米政府機関の神経戦が続いている。

    アサンジュに対し、スウェーデン政府から婦女暴行容疑で逮捕状が出たとの報道直後、逮捕状が撤回され、アサンジュが「謀略」と反発したのに対し、被害者(?)の女性がペンタゴンやCIAの関与など「ナンセンス」とCNNに語ったそうだ。なんだか「藪の中」みたいだが、25日にはウィキリークスがCIAの「諸外国が米国を“テロ輸出国”とみなしたらどなるか」という3ページの内部文書(機密度は低い)を公開した。

    正直言って、この衝撃度は低い。しかしアサンジュ対ゲーツ(国防長官)、パネッタ(CIA長官)の闘いは「オープン・インターネット」というイリュージョンを限界まで試す展開になりそうだ。

    さて、本誌最新号(8月20日号)の編集後記で書いたように、「ウィキリークス」に倣って「FACTAリークス」を少し実験してみましょうか。編集後記にはこう書いた。

  • 2010年8月27日答える価値のない公開質問

    ヤフー掲示板に以下のような公開質問状が掲載された。

    FACTA編集部 御中

    無視されるとは思いますが公開質問をいたします。
    ジャーナリストとしての矜持がおありでしたら、ご自身のブログででもお答えいただきたく思います。

    貴誌の記事は玉石混交であります。スクープ記事がある反面、取材源のあやしい記事も見受けられます。今回のセラーテムについての記事についても、正しいのかあるいは不正確なのか、いまだよくわかりません。
    しかしながら、最近の金融がらみの記事、たとえば日本振興銀行や日本風力開発に関する記事は、当初はあやしげに見えましたが、後々になってみるとおおむね妥当な内容でありました。

    もっとも、貴誌をほめたいのではありません。もし違っていたのならご容赦いただきたいのですが、振興銀や風力開発の記事は当局からのリークによるものではないのでしょうか。

    そういう深い関係(?)があるからか、下の記事では証券取引等監視委員会を持ち上げまくりです。
    http://news.goo.ne.jp/article/facta/business/20100517-01-00-facta.html
    これではあまりにも権力べったりです。貴誌は権力の犬なのですか?

    無視されることを覚悟で書きました。
    この掲示板をチェックはしているでしょうから、せめて気にはとめておいてください。

    内容は表題の通りだが、明日から用意しているブログ記事の前フリとしてお答えいたしましょう。

  • 2010年8月11日コラム「時代を読む」――経済の「帰郷」と「越境」

    環日本海の地方新聞にシンジケート・コラム「時代を読む」を寄稿しました。

    たまたま取材もあって、青森県八戸市にいて三社大祭のお通りを見る機会を得ました。極彩色の山車が29台、青森市のねぶたとはまた趣が違って、なかなかの見ものでした。

    翌日の中日には東京に戻らざるをえなかったのですが、朝に東奥日報を開いたら、2ページ目にこのコラムが載っていて、ちょっと面はゆい思いでした。掲載した新聞をこの目で見たのは初めてです。

    私がつけた仮見出しは

    経済の「帰郷」と「越境」

    しかし、それぞれの地方紙で見出しは違うでしょう。1週間経ったのでここに掲載します。