FACTA最新号(09年12月号)では、香港の中国人権民主化運動情報センター主席の盧四清氏が「中国『人権抑圧』にドイツ首相が痛烈な一語」を載せているが、その前段の中国軍事パレードの分析をここに別途掲載します。12月掲載の誌面ではいささか古いので、雑誌ではなくブログで載せる次第である。
読者の方はご覧になりましたか? 建国60年の盛大なパレードは見るとぞっとするせいか、日本ではあまり詳細に報道されていない。しかしインスパイアの成毛眞氏のブログ(10月2日)には、その延々と続くCCTVの中継画像がYouTubeをエンベッドする形で引用されている。
さすが読書家の成毛さん、ミリオタから歌舞伎まで相変わらずなんでも好奇心をお持ちのようで、まさにこれを見ると百聞は一見に如かずと思える。習近平国家副主席がなんで人民軍事委副主席の座を手にいれたくてならないかがよくわかるからだ。
しかし国家の夜郎自大というのはどこでも退屈なもので、壮大であればあるほど辟易してくる。中国の軍事力誇示が爪を隠しているのか、弱さの反動なのかは正直よくわからない。中国語が分かろうが分かるまいが、胡錦涛の演説は空疎だったろうと思う。
YouTubeも一本では収まらず、10分割して収録しているが、やはり成毛さんの言うピンクのミニスカ女性民兵が行進する06がハイライトのようだ(※下記の動画参照)。胡錦涛の演説よりぐんと高いのは、世界の目もミーハーなのだろう。ともかく盧さんの文章である。