阿部重夫発行人ブログ「最後から2番目の真実」

  • 2009年2月26日初の麻生・オバマ日米首脳会談

    2月23日(月)のTBSラジオ「生島ヒロシのおはよう一直線」に3週間ぶりに出演して、日米首脳会談の解説をしました。その大筋をここに採録しますが、会談前の放送でしたので未来形で語ったのですが、24日午前(日本時間では25日未明)に会談が終わって麻生首相が帰国した後ですので、修正を加えて会談後の報道なども盛り込みました。

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    麻生首相は、24日午前(日本時間では25日未明)にオバマ大統領と初会談を行った。オバマ大統領が就任以来、外国の首脳とホワイトハウスで会うのはこれが初めてで、支持率低迷の麻生首相にとっては久々に晴れの舞台となった。

    クリントン政権時代には「中国重視」のジャパン・パッシング(日本素通り)に、日本はいたくプライドを傷つけられた。ブッシュ政権時代になってからは、小泉首相とブッシュ大統領の蜜月が続いたが、安倍首相の時は靖国神社の遊就館で東京裁判否定の陳列があったことで米国の機嫌を損ね、関係がギクシャクしたままだった。さらに、福田首相のアジア重視で、日米同盟の空洞化が言われるようになった。

  • 2009年2月24日FACTA1月号「裏ポーク」記事の訂正

    弊誌2009年1月号42~43ページに掲載した「死を賭した『裏ポーク脱税』の告発」の記事中、千葉地裁で行われている差額関税59億円脱税事件(千葉地裁、事件番号は平成19年(わ)第331号、田辺正明被告)について以下の記述がありました。

    08年5月30日に行われた第5回公判では日本養豚生産者協議会会長、志澤勝が証言台に立った。協会は農水省傘下の団体であり、農水省からの補助金のほか、独立行政法人の農畜産振興機構からもおよそ7千万円(平成19年度)の補助金を受け取っている。

    これに対し、日本養豚生産者協議会から、「農林水産省から7000万円の補助金を受け取っていたのは社団法人日本養豚協会である。会長は両団体とも志澤勝氏が務めているが、日本養豚生産者協議会は補助金をもらっていない」と事実誤認の指摘がありました。

  • 2009年2月19日3月号の編集後記

    FACTA最新号(2009年3月号、2月20日発行)の編集後記を掲載します。フリー・コンテンツの公開は25日からです。

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    百聞は一見に如かず。お忍びで東京近郊のイオンのショッピングモールを見て回った。うんざりするほど広い。GMS、シネコン、フードコート、レストラン、スポーツジム……何でもある。が、何もない。どこまで行っても都心のダウンタウンのイミテーションである。規格化されて、一カ所見れば十分だった。

  • 2009年2月16日キヤノン御手洗疑惑と1年前のスクープ

    映画「カサブランカ」は「君の瞳に乾杯」だけでなく、数々の名台詞のある映画である。そのひとつは主役、リック(ハンフリー・ボガード)が、経営するクラブ「カフェ・アメリカン」で、捨てた女を冷たく突き放すシーン。そこでの台詞は、悔しくなるほど洒落ている。

    女「昨日はどうしてた?」
    リック「そんな大昔のことは忘れた」
    女「あしたは」
    リック「そんな先のことはわからない」

    映画のストーリーそのものを象徴しているのだが、このところのキヤノンと鹿島と逮捕されたコンサルタント会社「大光」社長、大賀規久容疑者の報道を見るにつけ、この台詞を思いだす。

  • 2009年2月12日鳥居民『昭和二十年』第一部12巻のススメ

    熊本日日新聞に、5年ぶりに続刊が出た鳥居民氏『昭和二十年』の書評を掲載した。それをここに再録する。文中では触れなかったが、6月14日は私の母の命日でもある。もっとも亡くしたのは昭和ではない。平成になってからだが。それでも現在までの12巻で、この1日だけが一巻をなしたのは、個人的には感慨が深いが、となると、8月15日は何巻を占めるのだろう。

  • 2009年2月 4日“健全”地銀も一皮むくと――新聞掲載コラムより

    新潟日報など環日本海6紙のシンジケートコラム「時代を読む」に寄稿しました。前回は地銀を主たる対象にした「時価会計凍結」への批判でしたが、今回は金融機関強化法の成立を受けたその続編。日経平均株価がまたも7000円台に滑り落ちているなかで、いよいよ3月期末が迫ってきた地銀の憂色が濃い。いくら会計原則を曲げてゲタをはかせても、その「不健全」さは中小企業など地元企業への貸し渋りとなって、ますます景気を悪化させる悪循環の様相を呈しています。政府に資本注入を申請すると発表した第二地銀を例に、金融庁の監督行政の矛盾を書いてみました。