阿部重夫発行人ブログ「最後から2番目の真実」

  • 2008年10月29日高橋眞司『九鬼隆一の研究』のススメ

    熊本日日新聞08年10月26日付で書評が掲載されました。

    高橋眞司 著
    九鬼隆一の研究  隆一・波津子・周造
    (未来社、6800円+税)

    ここに再録します。紙面では10行ほどあふれたのでは削りました。ここでは原文のままを載せますが、大意は変わりません。

  • 2008年10月27日時価会計「凍結」の愚

    日経平均株価がバブル後最安値の7100円台に急落したのを受けて、麻生首相は10月27日、関係閣僚と与党に対し緊急市場安定化策の取りまとめを指示しました。

    柱はすでに新聞でも報道されているように、銀行株買い取り、会計基準緩和、株式市場規制緩和、金融機関資本注入ですが、当面打てる政策を洗いざらいかき集めただけに、相矛盾する政策が盛り込まれそうです。なかでも筋が悪いのが時価会計の骨抜き。麻生総理も中川財務・金融担当相も時価会計にかねてから疑問を呈していましたが、欧米と歩調を合わせたここでの逆コースは、「失われた10年」で何度も繰り返された光景。企業買収の恐怖に乗じた経営者の保身に利するだけです。

    10月26日に新潟日報など環日本海7紙に同時掲載するコラム「時代を読む」を書きましたので、ここに再録します。

  • 2008年10月19日11月号の編集後記

    FACTA最新号(11月号、10月20日発行)の編集後記を掲載します。フリー・コンテンツの公開は27日からです。

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    英国の「エコノミスト」誌に掲載されるカートゥーニスト、KALの1コマ漫画には毎週、脱帽させられる。政治や経済の硬派ネタを一瞬で把握し、機知にくるんで人をニヤリとさせる才覚は、なまなかには生まれない。貪欲に咀嚼(そしゃく)し、すべてを戯画にする精神の牙。強靱な意志がなければ、ありきたりの劇画家か、生ぬるいイラストレーターに終わってしまう。日本の新聞では日々の緊張に耐えられないのか、いつのまにか1コマの政治漫画は傍流になった。