阿部重夫発行人ブログ「最後から2番目の真実」

  • 2007年1月30日「対朝包囲網」の続報

    先週末の金曜、金融庁がメガバンクと中小金融機関の監督指針の強化に乗り出している、と人に教えられた。そこで、金融庁のサイトを覗いたら、ありました。要は、ガイドライン強化案を世に示し、パブリック・コメントを2月26日までにお寄せくださいというものだ。

    強化案の概要を引用すると――。

    本人確認や疑わしい取引の届出を的確に実施しうる内部管理体制の構築が組織犯罪による金融サービスの濫用を防止し、我が国金融システムに対する信頼確保の観点からも重要である旨を明確化するとともに、そのための内部管理態勢の整備にあたり①コルレス先や顧客の属性把握の重要性、②金融サービスが濫用されている惧れがある場合における銀行内部の適切な報告・管理態勢の構築の重要性、③これらを可能にするための、研修態勢・マニュアルやシステムの整備の重要性等、監督上の着眼点を明確化する。

  • 2007年1月29日ATMも「対朝包囲網」の戦場――シンジケート・コラム第一弾

    昨日、6紙に掲載されたシンジケート・コラム「時代を読む」の原稿をここに再録する。
    こちらがつけた仮タイトルは

       ATMも「対朝包囲網」の戦場

    だが、各紙でそういう見出しを採用したかどうかは分からない。

  • 2007年1月27日シンジケート・コラムの試み

    1月27日(土)から新しい試みとして「シンジケート・コラム」を始める。「シンジケート・コラム」というと戸惑うかもしれないが、複数の新聞に共同配信するコラムのことである。既存の通信社を使わず、外交ジャーナリストの手嶋龍一氏、建築家の隅研吾氏と3人でローテーションを組み、地方紙7紙に大型のコラム「時代を読む」を月1回、一斉掲載することになった。本日がその第一弾である。

    日本では「コラムニスト」という名称がインフレ気味である。雑誌や新聞で著者名入りの企画記事を載せることができる身分になるだけで、たちまちコラムニストを名乗る。確かに海外ではコラムニストというと、並みの切った張ったの記者よりは格上の感があるが、なんでもかんでもコラムニストというのはいかがなものかと思っていた。

  • 2007年1月26日琴欧州後援会

    法務問題などでFACTAがいろいろお世話になっている山王法律事務所の金森仁弁護士が、なぜか本物のタニマチをめざしていて、とうとう大関琴欧州の後援会会長になってしまった。

    25日は後援会の第一回会合だとのことで、たってのお誘いを断りきれず、どうにか芝浦の料亭「牡丹」に駆けつけた。ブルガリア大使も来て挨拶をしていたが、お酌に来た大関を間近に見ると、やはり2メートル余の堂々たる偉丈夫である。3年で大関というスピード出世だったため、彼の後援会ほこれが初めてと聞いて驚いた。

    席には見知った方々も何人かいて久闊を叙した。あいにく所用あって途中退席せざるをえなかったのが残念。

  • 2007年1月23日捲土重来――予告スクープ

    メルマガ版の予告スクープは、先日の利上げ報道で失敗したので、3勝1敗である。そこで捲土重来を期して、今週もメルマガ版予告スクープを打とうと思う。

    今度は外さないぞ、と決意表明。勝率を上げます。

  • 2007年1月22日第2スクープも裏づけ――中国とバチカン「和解」

    FACTAの愛読者の方は、あっと思ったかもしれない。1月20日、ローマ法王庁(バチカン)が中国政府と関係正常化をめざす声明を発表、法王ベネディクト16世が近く中国の全カトリック信者に書簡を送るというニュースである。

    記憶のいい方は忘れておられないでしょう。FACTA10月号(06年9月20日刊行)といえば、安倍首相の10月訪中を的中させたスクープを掲載した号ですが、同じ号で「中国がバチカンと『和解』」という第2のスクープも掲載しています。こちらも必ず確報が出ると確信していましたが、1月になって法王庁自ら発表してくれました。

  • 2007年1月21日法事ダブルヘッダー――月曜から平常復帰 

    私事ながら、義母の通夜と葬儀を19、20日に終えました。
    過分なご厚志、ご弔電を賜り、ひとまずこのブログの場を借りまして心より御礼申し上げます。

    20日夜には東京へ飛んで帰って、21日に父の37回忌の法事を済ませました。菩提寺は麻布なのですが、21日の東京の空は寒々と曇っていて、墓地も森閑としていました。

  • 2007年1月19日「ニュース脳」のつくり方――FACTAブックマーク

    新しい試み「FACTAブックマーク」を始めます。ひとことで言えば、「第一級のニュース感度のアタマ」のつくりかたをお教えするというものです。チャレンジしてみませんか。

    原理はカンタン。ネットで「これは」と思ったサイトの記事をブックマークし、それをFACTAの他の購読者とオンラインで共有するという試みです。FACTAを土俵として、筆者と読者とが「イチオシのネット情報」を交換するというイメージです。

    ちょっとSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に似ています。でも、mixiなどは同好の士の百貨店のようなもので、大きなサーバーと広告モデルが必要になります。もっと小振りの専門SNSはできないか、たとえばFACTAの目指す調査報道の基盤になるSNSを独自にできないかと考えて、たどりついたのが「FACTAブックマーク」です。雑誌としてはたぶん初めての試みでしょう。

  • 2007年1月19日しばらく喪中

    家人の母が逝ったので喪に服します。

    ブログが滞っていたのもそれが理由でした。恐縮ですが、ご理解のほどを。

  • 2007年1月18日利上げ見送り

    18日の政策決定会合では6対3の多数決で金利据え置きが決定。前代未聞のどんでん返しで、日銀は深手を負いました。残念ながら、メルマガの報道は覆されたようです。

    時間的には最新号に間に合わないエアポケットの時期だったのですが、改めて報じるタイミングを考えさせられました。今回は失敗を素直に認めることにします。

    ただ、日銀がなぜ根回しに失敗したか、その理由は深く追求するにたるテーマです。安倍政権下の福井日銀とは何か、は改めて誌面で論じましょう。

  • 2007年1月13日ブログ再開します

    ちょっと日があきました。8日成人の日のあおりで、今週は編集で目いっぱい。午前様が続いて、ブログを書けませんでした。でも、ようやく編集作業が終わりましたので、あすからブログを再開します。

  • 2007年1月 8日村山治「特捜検察vs.金融権力」――破られた沈黙

    この連休から編集作業が始まっているので、ちょっとブログを書く時間がない。「成人の日」をけなすつもりはないが、昔の1月15日と違って、変則で週初にくっつくから、締め切りのある雑誌屋さんは、結局、連休返上で働かざるをえない。まだ人けの少ない神保町をせっせとご出勤である。

    さて、暮れに朝日新聞の村山治編集委員から新著を送っていただいた。刊行日は1月30日だが、店頭にはもっと早く並ぶのだろう。FACTAの書評欄で書評してさしあげたいが、正月を挟んで書評子に無理強いはできないので、このブログで紹介させていただこう。

    新著は「特捜検察vs.金融権力」(朝日新聞社 1400円+税)である。村山さんはなかなか書かない記者である。80年代末のバブルからその崩壊、そして「失われた10年」で変わっていった永田町と霞ヶ関の権力構造をずっと追い続けた。その執拗な取材は脱帽せざるをえないが、膨大なメモと知識は水面下の氷山のように沈んだまま。書いた事件より書かなかった事件の卵のほうが多いだろう。

  • 2007年1月 5日本誌記事に訂正があります

    FACTA最新号の1月号(12月20日刊行)に掲載した「『木村銀行』買収に韓国から食指」の記事について、読者からご指摘がありました。36ページ2段目、左から3行目に大阪興銀(関西興銀の前身)を設立した李熙健(イ・ゴンヒ)理事長についてです。ご指摘は以下の通り。

    「李・元関西興銀理事長が故人となっておりましたが、ご健在です。新韓銀行名誉会長で昨年11月に行われた四天王寺ワッソでは、NPO法人大阪ワッソ文化交流協会の顧問として挨拶されていました」

    確認いたしましたところ、ご指摘の通り李元理事長はご健在です。ご本人、ならびに関係者の方々にご迷惑をおかけしました。訂正して、お詫び申し上げます。

  • 2007年1月 4日仕事はじめ

    いかがでしたか、皆さんのお正月は。

    頭を休めないと擦り切れてしまうので、当方はほとんど寝正月。どこにも遠出せず、おせち料理三昧でした。駅伝を見ながら、お餅食いすぎで、ちょっと肥ったか。

    でも、4日は出社。まだ世間はお屠蘇気分らしく、通り道の神保町を歩いても、古本屋街はほとんど開いていない。開いているのは大型書店くらいだが、ビクトリアなどのスポーツ用品店をめざす人が結構出てきていらっしゃる。

  • 2007年1月 1日賀春 ことしも「FACTA」をよろしく

    旧年中はご愛読ありがとうございました。「プリント+ウェブ」というFACTAの実験が、初年度を無事乗り切れましたのも、 みなさまのご声援のおかげです。新年のご挨拶とともに、今年もよろしくお願い申し上げます。

    FACTAを06年4月20日に創刊して9カ月余、インターネットに浸食される紙のメディアという逆風に敢えて挑み、ひとまず地歩を築くことができました。月1回しか出せない月刊誌のハンディキャップを、随時送信できるメルマガ「FACTA online」でカバーする手法を確立。ベストタイミングでスクープを連発して、新聞など既存の商業メディアを震撼させることができました。

  • 2007年1月 1日新刊本プレゼントのお知らせ

    2007年1月1日から31日に月刊FACTAの年間予約購読をお申し込みいただいた方と、2006年12月31日までにお申し込みいただいた方で、1月31日までにオンライン会員にご登録の方に、編集長・阿部重夫の新刊本『有らざらん 壱』を抽選でプレゼントします。

    ご希望の方は、オンライン会員にご登録のメールアドレスから件名に「新刊本プレゼント希望」を、本文にお名前をご入力のうえ、present@facta.co.jpまでお送りください。オンライン会員に未登録の方は、「購読者限定オンラインサービスのご案内」をご覧のうえご登録ください。

    応募締め切り 2007年1月31日

    ※結果は発送をもって返させていただきます。発送は2月中旬の予定です。