阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」

2006年12月19日 日興コーディアル“粉飾”暴露の殊勲

  • はてなブックマークに追加

18日晩は、六本木のエーライフでデメ研(デジタルメディア研究会)の忘年会と、小生の出版記念会を兼ねてパーティーが開かれました。師走の忙しいなか、出席していただいた方々に改めて御礼申し上げます。

お祝いに、ポルトガル語の歌2曲と山口百恵の歌一曲というメニューで、素敵な歌をご披露してくださった槇さん、美恵子さん、伴奏の梶原さんに心よりお礼申し上げます。

会場にはさまざまな方がお見えになりました。日経時代の社会部の先輩、石田久雄さんとも久しぶりに再会、風格のある髭を生やしていました。

出席できない代わりに、とお祝いの品をいただいた方々には恐縮のほかありません。ほかにもお顔をお見かけしながら、十分にお話できなかった方々にお詫び申し上げます。

余人は知らず、私にとっては忘れられない一夜になりました。

*   *   *   *   *

さて、昨日の午後は日興コーディアルが子会社をつかった決算操作でもちきり。証券監視委員会がようやく課徴金5億円の処分に踏み切り、日興は有価証券報告書の訂正と役員報酬カットに追い込まれた。

粉飾もこれだけ大掛かりになると、やはり刑事告発が筋ではなかったか。地検に行かず、証券監視委どまりとなったところに限界が見える。FACTAは12月号(06年11月20日発売)で「内部メモが明かす『ベル24』疑惑の主役」を載せたが、これは監視委の動きを察知したためだ。

しかし、このニュースの功績の第一は、日経、選択で一緒に仕事をしたことのあるフリーランス記者の町田徹君だろう。彼が「月刊現代」で抜いた完璧なスクープからおよそ1年。まだFACTAが創刊していないころだが、2月には国会でも質問された。ようやく日興が白旗を掲げたのだ。電話して「おめでとう」と言った。実を結んだのは喜ばしい限りである。

ソニーの話は1回ずらそう。読者の一部にはすでに1月号(12月20日発行)がお手元に届いているだろうから、詳細は「企業スキャン――ソニー」をご覧ください。ブログではそこから先の話を書いていきたい。