阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」

2006年8月 2日 [ときどき代行]ときどき代行4――またもや、スクープの裏付け報道

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早くも5号目の編集期間が目前に迫り、「毎日更新」がウリの編集長ブログもいよいよ途切れがちになってきました。多忙のせいか、私もこの3~4カ月でかなり痩せたような気がします。ちょうど1年前の今日撮った、自分の写真があります。花火大会に向かう途中、地震で電車が止まってしまい、すごすごと帰宅した日のもので、丸くて血色の良い顔をした自分が写っています。あやうくビフォー・アフターのネタにするところでしたが、今回は別の話をご報告します。

創刊号でファクタが報じた外務省の幹部人事をめぐるスクープに、ようやく各メディアの報道が追いついてきました。

創刊号発刊直前の4月10日、「編集期間突入6――早々スクープ! 国際協力局長人事」と題して、記事の中身を当ブログで「ちょい見せ」したことがありました。

国際協力銀行を解体するなどのODA(政府開発援助)改革に伴い、外務省は経済協力局を改組・強化して国際協力局とするが、その初代局長に総理秘書官の別所浩郎氏(53)が内定した。

霞が関では珍しく、外務省が財務省の主導権を奪う形となったODA改革だけに、外務省内で国際協力局は総合政策局に次ぐ主要局となる。その局長には「フレッシュかつ大物」をあてたいというのが外務省の意向で、1952年生まれ、75年入省組でアメリカン・スクールの別所氏に白羽の矢が立った。就任は9月の予定。

そして、以下の記事は毎日新聞が7月20日付の朝刊で報じたものです。

外務省:新設『国際協力局』の局長に佐藤重和氏

外務省は8月1日付で、政府開発援助(ODA)を担当する経済協力局と国際社会協力部の関連部門を一本化した「国際協力局」を新設し、アジア大洋州局の中に「南部アジア部」を置く機構改革を実施する。

初代国際協力局長には佐藤重和・経済協力局長(56)が就き、小泉純一郎首相が退陣する今秋、外務省に戻る別所浩郎(53)が引き継ぐ見通し。初代南部アジア部長には渥美千尋・中国公使(55)を充てる。

その後、27日から28日にかけて、共同通信、読売新聞、毎日新聞、産経新聞などのメディアが上記の人事に加えて「外務報道官に坂場氏が内定」し、「鹿取克章外務報道官が転出」することを一斉に報じました。

実は、この外務報道官人事も「FACTA」(7月20日発売号)がひと足先にスクープしていました。「鹿取外務報道官更迭の真相」という記事で、外務省スポークスマンが1年で更迭された理由を一切ぼかすことなく報じています。ぜひ読み比べてみてください。

「月刊誌は速報性ではテレビや新聞、週刊誌にかなわない」というのが世間の一般常識ですが、読者の皆さまには、その順位が逆転するケースをいくつも目撃していただいていると思います。これからも皆さまをアッと言わせる記事や企画を載せていきたいと思います。どうぞご期待ください。