「原子力ムラ」大物を担ぎ利権話

「ミスター・プルトニウム」やら元環境庁長官やらをダシに復興ビジネスが、哀れ転落劇。

2015年6月号 DEEP

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報じられたのは一度だけ。マスコミにとっては小さな横領事件という位置付けで、扱いは小さく話題にもならなかった。財団法人「日米地域間交流推進協会」(日米協)の財産を着服したとして、警視庁捜査2課は、3月4日、業務上横領容疑で、前理事長・敦(61)と、前事務局長・佐藤城(37)の両容疑者を逮捕した。基本財産の大半を占める有価証券を売却。代金1億4千万円を横領したものだが、実は奥が深い。元環境庁長官の愛知和男、動燃もんじゅ建設所の所長を務め「ミスター・プルトニウム」の異名を持つ菊池三郎など“大物”が登場するのだ。事件は、彼らの威光をバックに、震災復興事業で再起を図ろうとした甫守、事業家の夢を実現しようとした佐藤の「転落物語」だが、コネと補助金が行き交い、「原子力ムラ」の周辺者が、除染や廃炉でも活躍する被災地のビジネス模様を伝えている。

休眠財団を使い横領

日米協は、竹下登元 ………

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