「強欲」中国人の日本企業乗っ取り術

有罪判決が出たあのセラーテムもどきの「裏口上場」。なぜ野放しなのか。

2013年5月号 DEEP

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異様なHPがある。昨年末にかけて社長以下、取締役や監査役が相次いで退任し、監査法人までも辞任。今年に入ってからも監査役候補まで変更されるなど、そのHPには混乱をうかがわせるニュースリリースがびっしりと掲載されている。東証マザーズ市場に上場するIT企業、リアルコムである。例によって、本誌が大量に入手した内部資料をもとに経緯を説明しよう。事の始まりは、企業買収の失敗だった。リアルコムは2008年4月に米国企業を買収したが、業績不振のために監査法人からのれん代の一括償却を求められ、10年6月期に債務超過に陥った。上場廃止を回避するために資本増強を狙って提携先を探し始めたときに現れたのが、商品先物やFX取引のエース交易傘下のアルバース証券。「裏口上場屋」とも評されるこの証券会社が引き合わせたのは二人の中国人——龍潤生と厳平である。中古の建設機械や太陽光発電システ ………

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