阿部重夫発行人ブログ「最後から2番目の真実」

2013年8月23日 [leaks] [leaks]武富士(TFK)更生計画に関する質問状1 小畑英一管財人宛て

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FACTA最新号(13年9月号)では、巻頭記事に「武富士『更生』逆転劇の闇」を掲載しています。この記事では、武富士の管財人である小畑英一弁護士(LM法律事務所)に対して、弊誌は質問状を送りました。小畑氏の回答とともに、このブログで公開します。

まずFACTAの質問状から。

LM法律事務所
小畑 英一先生

TFK更生計画に関する質問状

拝啓
時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。弊誌FACTAは調査報道を中心とした月刊誌で、小畑弁護士が管財人を務めた武富士、ロプロなどのほか、管財人代理を務めた日本航空、SFCGなどの経営破たんと企業再生について、度々報じたことがあるのでお見知りおきかもしれません。弊誌の綿密な調査報道は、日本振興銀行の木村剛元会長や、オリンパスの菊川剛元社長の逮捕、起訴につながったことは、関係当局や内外メディアでもよく知られ、政界、官界、経済界に多くの読者を持つ雑誌となっております。

さて、今回はTFK(旧武富士)の更生計画について、A&PフィナンシャルからJトラストにスポンサー契約を切り替えた件を追跡取材しています。ご承知のようにA&P代表である崔潤氏から、小畑管財人およびJトラストの藤澤信義代表取締役に対し、東京地裁に民事訴訟が提起されていますが、これに関連して以下の5点につき、事実確認およびご見解をお尋ねしたいと考えました。お忙しいところ恐縮ですが、当時の経緯などについてご返答をいただけましたら幸いでございます。

①2011年12月20日夜にA&Pフィナンシャル側に対して武富士のスポンサー契約について解除事由が生じたと伝える以前に、他のスポンサー候補と何らかの形で接触していた事実があるか(12月12日付ロイター通信報道等で少なくともTPGと接触していた事実が窺われるが、それについての見解も含めて)。

②泉信彦管財人代理(またはアドバイザー)が同年12月8日にA&P側と接触し、Jトラストとの協働に向けて協議を始めているが、これは小畑管財人の指示又は容認の下で行われたものか。

③同年12月20日に行われたA&Pと小畑管財人との協議ではJトラストも入れた協働支援体制について少なくとも方向性が確認されているが、その後、スポンサー契約が正式に解除される12月28日までの間、A&Pを蚊帳の外に置いた形でJトラストの単独支援へと話がまとまっていった経緯について、その理由は。また信義則上問題がなかったについての見解は。

④泉信彦氏との管財人代理あるいはそれに類する契約は現在も続いているのか(契約が終了しているのなら、その時期は)。

⑤管財人業務の一部について「クレディエンス」から出向者の受け入れを行っているようだが、これはいかなる契約の下で行われているものか。また、その契約期間、契約金額等はどうなっているのか。契約時期によっては泉信彦管財人代理(またはアドバイザー)の関係先に該当した可能性があり、その際、利益相半取引に当たる恐れがあるが、それについてのご見解をうかがいたい。

以上でございます。ご回答は直接面談、ファクス、メール、電話などいかなる形でも構いません。ただ、記事は次号(8月20日刊行)掲載を予定しておりますので、まことに恐縮ですが、締め切りの都合上、8月13日(火)を期限とさせていただきます。この件に関してはJトラスト側にも関連質問をさせていただいております。

お手数ですが、よろしくご一考のほどお願い申し上げます。

敬具

8月8日

これに対し、8月12日にFACTA編集部にファクスで回答書が届いた。

回答書は以下の通りである。

ファクタ出版株式会社
阿部 重夫 殿

更生会社TFK株式会社
管財人 小畑 英一
同管財人代理
弁護士 柴田 裕之

回答書

前略
当職は、更生会社TFK株式会社の管財人でございます。

さて、貴殿より、平成25年8月8日付「TFK更生計画に関する質問状」との書面を拝受しましたが、同書面にも記載されているとおり、現在、A&Pフィナンシャル等との間で訴訟手続が係属していることから、同書面起債の質問事項へのご回答は差し控えさせていtだきます。

なお、同質問事項には、事実と明白に異なる内容が多数含まれておりますので、この点、念のため申し添えいたします。

以上