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3・11大震災の影響でブログの更新が大幅に遅れました。犠牲となられた方々、被災された方々に心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。地震と津波の被害の全貌はいまだつかめず、福島の原発事故も緊迫した状況が続いています。しかし混乱と不安の中でも、私たちは平常への復帰を進めなければならない。書きかけのブログをいつまでも放り出しておくわけにはいきません。
さて、日本の震災を受けてチャイナ・ボーチーは3月18日に東京で予定していた業績説明会を延期しました。本誌が暴露した「幻のボタ石発電所」について程里全会長兼CEO(最高経営責任者)に直接問い質す機会は当面お預けになりましたが、今日(3月26日)は北京で株主総会が開催されます。現地に足を運ぶ投資家は、ぜひ質問すべきでしょう。
ボーチーが「2006年から建設中」と日本の投資家に説明してきたボタ石発電所が、5年後の今もなぜ着工すらしていないのか。質問状への回答をボーチーが拒否したため、直接の理由は定かではありません。しかし本誌が調べてみると、「着工できない」理由は山ほどあることがわかりました。今回はそれを一挙に公開します。
投稿者 阿部重夫 - 10:00| Permanent link | トラックバック (0)
チャイナ・ボーチーは本誌質問状への回答を拒否しましたが、株主の質問に対しては説明義務があります。同社は3月18日午前10時から東京で2010年度決算の業績説明会を開催し、程里全会長兼CEO(最高経営責任者)が出席する予定です。株主はこの際、彼に直接聞いてみてはいかがでしょうか。
どんな言い訳をしようが、ボタ石発電所が「建設中」でないのは事実ですから、一番聞きたいのは建設仮勘定として決算に計上されている6億8963万元(約86億2000万円、2009年末時点)の使い道です。ボーチー子会社で発電所の事業主体である明泰国能発電の銀行口座に、手つかずのまま置いてあるとは思えませんからね。
投稿者 阿部重夫 - 08:00| Permanent link | トラックバック (0)
チャイナ・ボーチーの東証1部上場から10カ月後の2008年6月、先にマザーズに上場していたアジア・メディアで創業トップによる横領事件が発覚。粉飾決算の疑いも濃厚になり、同社は上場廃止に追い込まれた。この時期、東京での業績説明会で「ボーチーは大丈夫なのか」と質問された前CEO(最高経営責任者)の白雲峰は、「我が社は1部上場企業ですから」と胸を張ったという。マザーズより厳しい上場基準と審査をクリアし、東証のお墨付きを得た模範企業なのだと強調したわけです。
実態はどうでしょうか。本誌が現会長兼CEOの程里全宛てに送った質問状への回答をボーチーは拒否しましたが、その対応がふるっていた。まず、1月31日に北京本社のIR(投資家向け広報)窓口と東京事務所に電話したが誰も出ない。数回目にようやく東京事務所につながったものの、電話口に出た女性社員は「春節(中国の旧正月)なので本社にも答えられる人間がいない。出社は2月10日以降」という。ともかく質問状をFAXで送り、2月9日までの回答を求めた。
投稿者 阿部重夫 - 08:00| Permanent link | トラックバック (0)
1948年、東京生まれ。東京大学文学部社会学科卒。73年に日本経済新聞社に記者として入社、東京社会部、整理部、金融部、証券部を経て90年から論説委員兼編集委員、95~98年に欧州総局ロンドン駐在編集委員。日経BP社に出向、「日経ベンチャー」編集長を経て退社し、ケンブリッジ大学客員研究員。 99~2003年に月刊誌「選択」編集長、05年11月にファクタ出版株式会社を設立した。
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