阿部重夫編集長ブログ「最後から2番目の真実」
ののちゃんとファド2――LUSOの秘密
2009年11月17日 [音楽]
朝日新聞の社会面連載マンガ「ののちゃん」に時々でてくる、不遇の高校生ストリート・ミュージシャン、吉川ロカが、ファド歌い(ファディシュタ)であることは、ファド好きの人たちの間ではよく知れわたっているらしい。
「ののちゃんとファド1」で紹介した知人で、ファドのCD「桜桃酒」を出したばかりの槇さんが、「LUSO」の謎解きを教えてくれたので紹介しよう。
前回引用した「謎の婆」(4272回)の3コマ目で、「ウェーン」と吉川ロカが泣き伏せる店のシャッターに「LUSO」と落書きがしてある。あれは何のこっちゃと思っていたら、槇さんが解説してくれた。
LUSOはポルトガルの地名で、鉱水がでるのか、ポルトガルのミネラルウォーターのブランドに「LUSO]があるという。また、そういう名のカーサ・デ・ファドもあるそうだ。
ふうむ、いしいひさいち、いよいよ芸が細かい。しだいに「磯野家の秘密」みたいになってきた。
その槇さん、11月12日に東京・四谷のポルトガル・レストラン「マヌエル」で行われたLIVEに行って来た。
ファドのポルトガルギターを弾ける人は日本でも数少ないが、もっともよく知られたアコースティック・デュオ「マリオネット」(ポルトガルギター湯淺隆、マンドリン吉田剛士)のLIVEである。私は雑誌の編集作業があって行けなかったが、彼女はお礼をかねて聴きに行っている。
お礼というのは、新宿・歌舞伎町にあるBというお店のママの快気祝いに、マリオネットが出演した際、演奏後にもかかわらず気さくにその伴奏で歌わせてもらったことがあるからだ。
そのお店は私の尊敬するジャーナリスト伊藤博敏君が昔からつきあいのある店で、彼に連れられて私も行ったことがある。まさにポン引きの声がかかる歌舞伎町ど真ん中だった。槇さんは伊藤君の付き添いで憧れのマリオネットに会えたというわけだ。
その槇さん、12日の夜には「マリオネット」の湯浅さんと話をしていて、話題が吉川ロカに及んだという。そしたら、その場にいたファンの一人に彼女は「あら、吉川ロカに似てるかも」と言われたそうだ。湯浅さんに言わせると、槇さんはやはりファディシュタのミージア(MISIA、同じスペルだが日本のMISIAではない)に似ているという。さ、どうだろう。
見比べるため、ここにいしいひさいちのマンガを引用したいところだが、朝日に著作権があるので、コピペしたらしいQuinta do Qimのブログ(11月3日)に載っている吉川ロカをご覧ください。
もうひとりのミージアはYouTubeに動画が載っています。
さて、みなおかっぱ風とはいえ……うーむ、どうですかね。槇さん本人の歌ってる写真と比べてください。
さて、ついでに宣伝しよう。槇さんのCD「桜桃酒」(税込み2500円)をお求めになりたい方はhttp://maki.sampoh.jp/へどうぞ。
投稿者 阿部重夫 - 09:00| Permanent link | トラックバック (0)

