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このサイトで3日間、Jパワーのバーチャル株主総会を連載したが、27日にはリアルな株主総会が開かれた。2時間余の総会で、注目の英国ヘッジファンド「ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド」(TCI)の増配提案は否決され、会社提案どおりとなった。
総会後に会見した中垣社長によれば、会社側提案に賛成したのは「60%台半ば」とのこと。細かい数字は明かさなかった。「TCI提案は30%台の支持を得たということか」との質問に対し、「大方の推測とそう大きく違っていない」という微妙な言い方だったから、おおむね2対1で勝ったということなのだろう。
肩透かしだったのはTCI。事前に盛んにメディアに露出、株主にも提案を説明する手紙を送ったのに、総会ではなぜか「提案の趣旨説明や質疑に応じることは差し控えさえていただきたい」と事前に申し入れ、株主やメディアが期待していた論戦は行われなかったのである。
がっかりである。アクティヴィスト(モノ言う株主)がもの申さないのは寂しい。いわばJパワーの独り相撲で、ちょっと欠席裁判的になるのは面白くない。
投稿者 阿部重夫 - 06:00| Permanent link | トラックバック (0)
1948年、東京生まれ。東京大学文学部社会学科卒。73年に日本経済新聞社に記者として入社、東京社会部、整理部、金融部、証券部を経て90年から論説委員兼編集委員、95~98年に欧州総局ロンドン駐在編集委員。日経BP社に出向、「日経ベンチャー」編集長を経て退社し、ケンブリッジ大学客員研究員。 99~2003年に月刊誌「選択」編集長、05年11月にファクタ出版株式会社を設立した。
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