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阿部重夫発行人ブログ「最後から2番目の真実」

「トヨタ・フォード」スクープが実証されました

2006年12月27日 [スクープ]

本日(27日)の日本経済新聞朝刊は、トヨタとフォードのトップが「提携を模索するため」会談したと報じた。トップとはトヨタの張富士夫会長と、フォードのアラン・ムラーリー社長である。先週、都内で会談し、かつてフォード傘下のマツダ社長をつとめたフォードのマーク・フィールズ副社長も同席したという。

この報道に対し、トヨタ広報は書面のニュースリリースは出していないが、問い合わせに対し以下のように口頭で説明している。

「トヨタは日ごろから他社のトップとはお会いしている。張とフォードのムラーリーCEOが会って、ご挨拶したことは事実。いつ、どこで会い、誰が同席したのか、どのような内容だったか等の詳細は答えられない」

FACTAの愛読者はお忘れではないでしょう。「トヨタが『フォード支援』提案」というスクープは、11月17日にFACTAオンラインのメルマガ読者に要点を特報し、その本文は本誌12月号(11月20日発売)に掲載しました。あまりに突出したスクープだったため、当時はどこも追いかけませんでしたが、ようやく日経が追いついてくれました。トヨタおよび日経からの「お歳暮」として有り難く頂戴し、お礼申し上げます。

世界一の座につくことが確実なトヨタと、第3位に落ちたフォードの提携の可能性というニュースは、第一報なら日経も二段ぶち抜きのアタマにしたかもしれません。少し抑え目なのはこれが後追いであることを意識したのでしょうか。ま、当方は慶賀にたえません。

他メディアが追いかけた場合は、メルマガ読者および本誌定期購読者に限らず、広く一般公開するとの公約に従い、12月号に載せた本文記事を無料公開します。27日付の日経朝刊と読み比べてください。事前にどういう動きがあって、FACTAがいち早く報道できたかが追跡できると思います。

さて、8月から始めたメルマガによる予告スクープ。これで3発とも的中し、すべて新聞など他メディアに追いかけてもらいました。FACTA報道のタイミングと信憑性の実証になります。ちなみにそのスクープは、以下の3本です。

1) 東証にみずほが400億円賠償請求(8月)
2) 日中首脳会談、10月にも開催(9月)
3) トヨタが「フォード支援」提案(11月)

新参の月刊誌としては誇るにたる成果でした。でも、メルマガで報じていないスクープも本誌にはたくさん掲載してあります。たとえば、最新号では「『木村銀行』に韓国から食指」の記事も、ある関係者から「どこで知ったの? あれは本当なんです」とすぐ電話がありました。もちろん、ソースは明かせませんが、雑誌冥利に尽きます。いずれどこかの新聞か雑誌が追いかけてくれるでしょう。

すこし自慢話になりました。来年もスクープを追いかけますので、ご声援のほどを。

投稿者 阿部重夫 - 11:00| Permanent link | トラックバック (0)


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発行人 阿部重夫

編集長 阿部重夫

1948年、東京生まれ。東京大学文学部社会学科卒。73年に日本経済新聞社に記者として入社、東京社会部、整理部、金融部、証券部を経て90年から論説委員兼編集委員、95~98年に欧州総局ロンドン駐在編集委員。日経BP社に出向、「日経ベンチャー」編集長を経て退社し、ケンブリッジ大学客員研究員。 99~2003年に月刊誌「選択」編集長、05年11月にファクタ出版株式会社を設立した。

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