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阿部重夫発行人ブログ「最後から2番目の真実」

再び戦闘モード2――抗議文の後半

2006年05月03日 [抗議文]

きのうに続き、抗議文の後半を掲載する。なかなか弊社のみならず、私個人にとっても耳に痛い内容だが、中に書いてあるように「undisclosed」にはできないので、歯を食いしばって公開しよう。

最初の段落はちょっと難解だが、おまえのように心臓に毛は生えていないよ、という意味なのだろう。

小生は未だ内視鏡等の医療機器を用いて、自身の心臓の内部を目視する経験を有してはおりませんが、恐らくは胸毛も臑毛も心臓内部に生えてはおらぬ凡夫であり、それ故、「もし、剣もほろろの対応をされれば、そのままネットで公開しよう。」と敢然と言明された貴兄とは異なり、斯くなる意思は露程も持ち合わせぬ事を予めお伝えする所です。

然れども、「音楽CDのスパイウエア批判記事を報じつつ広報セクションとの質問状と回答のやりとりを公開していった。それを踏襲しよう。」と創刊号の「送付」に当たり、改めて覚悟の程を記された貴兄が、<undisclosed-recipients:>にSからメールを送らねばならぬ状況に陥った原因と、一連の対処の詳細を、undisclosedな状態に留めず、可及的速やかにHP上で公開される気概も持ち合わせた表現者たらん事を強く願っています。

而して、「アンタッチャブル」な存在だった「電通」の真実を勇猛果敢に抉る宣言をされた貴兄が、嘗て碌を食まれた組織たる「日本経済新聞」の杉田亮毅社長の弟で歯科医師を務める人物が、「健康保険不正請求」の廉で民事訴訟を起こされている、との「風聞」の真実をも次号で、或いはWebで間髪を置かずに解明されますように。

加えて、「企業」なる組織に於けるクライシス発生時に、誰が如何に対処するかで、件の組織が果たして機能しているか否か、社会に対して果たして開かれているか否かが露呈する、と捉える小生は、ノーブレス・オブリージュ精神が横溢する貴兄が何故、今回の「遅延」若しくは「遅滞」を説明する営為を、先頭に立って行われなかったのか、若しくは行い得なかったのか、この点も、小生を含む多くの透視力と想像力が欠落した読者の為に、千の耳として万の目として、お伝え頂きたく存じます。

最後に、貴兄のアドレスを存じ上げず、support@facta.co.jp 宛にお送りする、即ち、他のスタッフの方々のPCにも同送されるであろう宛先にお送りせざるを得なかった点、御寛容下さいますよう、お願い申し上げると共に、編集長宛の個人アドレスをWeb上に明示されてこそ、「FACTA」たり得るのでは、とお伝え申し上げます。

とまれ、縷々申し上げた以上の項目に関し、お返事を頂戴出来れば、と存じます。

これは参りましたね。皮肉がよく効いている。あっぱれというほかない。実は彼は名を名乗っていて「田中康夫」氏とあった。アドレスも「yassy」、長野県知事である。知事室でここまで長文の抗議文を書いていただけるとは恐れ入る。「きっこのブログ」で暴露されたケースなど、書けと言われてもなあ……。とにかく、お詫びのメールを送りました。

ご指摘の通りで申し訳ありません。

「貴行」という言い方はまったく論外で、小生も唖然といたしました。銀行に送付する文章でも芳しい敬称ではなく、いわんや大事な読者のみなさまをこういう呼び方をすることは礼を失しています。なぜこうなったかを本人に急ぎ質したうえで、営業担当者からも改めてお詫びを申し上げたいと思います。また、データ管理の欠損と、運送会社の手違いによる配送の遅れは、土曜の時点では現場が混乱していて矛盾をきたしたのだと思います。

いずれにせよ、こういうお詫びのメールを差し上げたとはつゆ知らず、小生の監督不行届きを認めます。心より謝罪申し上げますとともに、今後はかかる過ちを犯さないよう、本人も含め体制を見直しますので、ご海容をお願い申し上げます。

もちろん、彼が知事だから謝ったのではない。これだけ熱烈な抗議メールを書いていただける人に、こちらもきっちり応えるべきだと思ったからだ。そして当然ながら、彼と同じメールを受けた読者の方々にも同じ思いを伝えたいと思っています。

投稿者 阿部重夫 - 06:00| Permanent link | トラックバック (1)


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From: 東京右往左往
Excerpt: 4/20創刊の新経済誌(というかスクープマガジンというか)。相変わらず飛ばしてい
Tracked: 2006.05.15 00:24

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発行人 阿部重夫

編集長 阿部重夫

1948年、東京生まれ。東京大学文学部社会学科卒。73年に日本経済新聞社に記者として入社、東京社会部、整理部、金融部、証券部を経て90年から論説委員兼編集委員、95~98年に欧州総局ロンドン駐在編集委員。日経BP社に出向、「日経ベンチャー」編集長を経て退社し、ケンブリッジ大学客員研究員。 99~2003年に月刊誌「選択」編集長、05年11月にファクタ出版株式会社を設立した。

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