ネット広告「ロシアゲート」

グーグル、フェイスブック、ツイッターの3巨人が米議会でつるし上げ。ビッグデータ占有の弊害は今や明らか。

2017年12月号 BUSINESS [アップルITP攻防戦]

  • はてなブックマークに追加

アップルがiPhoneやiPadに勝手に入ってくるネット広告を遮断し始めた。アップルのスマートフォンやタブレット端末のOS(基本ソフト)であるiOS11に搭載したブラウザ「サファリ」のセキュリティ機能「ITP(Intelligent Tracking Prevention)」のことで、広告“押し売り”を封じられたアドテクノロジー(アドテク)業界を慌てさせている。ネットを利用していれば、自分の閲覧履歴に合わせて顔を出すネット広告に「ウザイ」と感じたことがあるだろう。旅のページを開けば、ホテルや安売りチケット会社の広告が張られ、便利とはいえ、うっとうしい。でもネット広告業者は、履歴に合わせて狙い撃ちするターゲティング広告が最も効果的なので、やめるつもりはない。大半の利用者のウザイ感などどうでもいい。ITPは、機械学習を用いてサイトをまたがり追いかけてくるトラッキングを特定し、トラッキングデータを ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。