損保ジャパン「介護首位」の衝撃波

メッセージを買収した損保ジャパンを追うパナソニック。「介護ローソン」も新機軸。

2016年2月号 BUSINESS

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この4月で介護保険制度のスタートから17年目を迎える。「介護の社会化」と「施設より在宅サービス」を目指したが、施設への需要が高まり、供給が追いつかない状態だ。その最中に、施設急拡大が裏目に出た介護業界3位のメッセージ。人手不足の上に職員の質の悪さが露呈し、創業者の橋本俊明医師は退陣に追い込まれ、損保ジャパン日本興亜ホールディングス(損保ジャパン)に身売りするハメに陥った。損保ジャパンは、2012年に九州で2050室の有料老人ホームを持つシダー(北九州市)の株式34%を取得、昨年12月には外食大手ワタミの子会社「ワタミの介護」を買収したばかり。メッセージは看板を「SOMPOケアメッセージ」に掛け替えて再スタートする。高齢者住宅新聞の調べでは、損保ジャパンが傘下に収めた有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)などの居室数を合計すると2万8107室となり、 ………

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