首都圏「痛勤地獄」ランキングが激変

「上野東京ライン」開通で混雑率200%の路線はなくなり、180%以上の12路線も減るが…。

2015年4月号 BUSINESS

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開業した新路線はわずか3.6キロだが、首都圏のサラリーマンにとっては、同じ日に開業した北陸新幹線長野―金沢間228キロより、ずっと意味がある。3月14日、「上野東京ライン」の運行が始まった。影響は北関東エリアからの通勤客にとどまらず、首都圏全体の通勤ラッシュが激変するきっかけになるかもしれない。足かけ8年、総工費400億円をかけて上野―東京間に新たなバイパスができたことで、宇都宮線・高崎線と東海道線が直通し、上野止まりだった常磐線も品川まで乗り入れできるようになった。午前7時~10時には宇都宮線、高崎線から都心に向かう列車の約3分の2が東海道線に直通し、大宮―品川の所要時間は46分と、これまでより10分早くなった。常磐線も8時台の快速9本のうち5本の終点が品川まで延び、柏―品川は8分短縮されて49分になった。

五輪までに「痛勤地獄」解消

北関東から都心へのアクセスは格段に便利になったが、開通に ………

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