「挑発と微笑」金正恩の不安

ミサイルや核実験で脅したり、天秤外交ですかしたり。内心は孤立に怯える日々。

2014年5月号 GLOBAL

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4月は北朝鮮にとって政治の季節である。「太陽節」「建軍節」などや、国会にあたる最高人民会議が開かれるほか、ミサイル発射や核実験など国際的緊張がクライマックスを迎える時期でもあるが、今年は「緊迫の春」が5月以降まで延びそうな気配だ。3月26日、オランダで開かれた日米韓首脳会談を牽制するように中距離ミサイルを発射、31日には黄海の韓国領へ500発の砲撃を敢行した。今年に入り計88発の短距離ミサイルを日本海に発射して緊張を高めてきた北だが、30日には「核実験も辞さない」と言い始め、当分は何が起こるか予断を許さない。毎年恒例とはいえ、長距離ミサイル発射や核実験まで行った場合、数億ドルの「出費」が予想されるが、今年は示威行動が大がかりだとウオッチャーたちは口をそろえる。

「核こそ命」で主導権狙う

大規模な米韓軍事演習「チーム・スピリット」が行われていた1980年代後半、南北秘密会談時のブ ………

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