「創価学会のドン」は死なず

脳梗塞で倒れた池田大作名誉会長が職務に復帰。11月18日の「総本部」竣工祝賀に安倍首相を招き、復活をアピール?

2013年11月号 DEEP [次期会長に正木理事長]

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創価学会に政変の予兆が漂っている。3年前の5月を最後に公の場から姿を消していた池田大作名誉会長(85)がここにきて復活、影響力を行使し始めた。それに伴い次期会長レースの形勢が逆転しつつあるという。最大のヤマ場と目される「11・18」に向け、巨大宗教団体が揺れている。東京・信濃町の学会ムラに先頃、「総本部」がその威容を現した。現在、内装関係などの準備作業が進む。大成建設始めスーパーゼネコン5社揃い踏みのJV(建設共同企業体)によって工事が着手されたのは2年前。いよいよその落成を迎えるのが、学会の創立記念日でもある11月18日だ。総本部は高さ30m・地上7階建て。20m以上掘り下げた地下は3層構造。延べ床面積2万1300㎡に及び、3階には1400人収容の大礼拝室を備える。そこには当時、学会が蜜月関係にあった日蓮正宗(宗門)の64世法主・日昇から1951年に授与された常住本尊が安置 ………

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