「アップル叩き」中国の地雷原

特別な生産拠点の「鴻海」系フォックスコンに労務問題が噴出。ジョブズ亡きあと最大の試練に。

2012年5月号 BUSINESS [EMSの人質]

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カリスマ創業者スティーブ・ジョブズの死から半年。教祖不在への心配をよそに、アップルが躍進を続けている。3月16日に発売した多機能携帯端末、新iPadは最初の3日間で300万台を販売。ナスダックに上場する株価は4月10日に一時644ドルをつけ、時価総額が初めて6千億ドル(約48兆6千億円)の大台に乗った。まもなく発表される2012年度半期決算(3月期)も、新iPad効果を背景に好業績が予想されている。昨年度(11年9月期)は売上高1082億4900万ドル(約8兆7700億円)に対して純利益259億2200万ドル(約2兆1千億円)を稼ぎ、純利益率は23.95%に達した。圧倒的な収益力を背景に、アナリストの多くは株価はさらに上昇すると見る。マイクロソフトが1999年につけた時価総額の史上最高(約6200億ドル)を更新するのは時間の問題だろう。快進撃はどこまで続くのか。ジョブズは死の直前まで、アップルが将来実現 ………

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