新型インフル・ワクチンの最前線
欧米ではタミフルより効く「プレパンデミック・ワクチン」の備蓄を開始。タミフル頼みの日本は死者続出の恐れ。
2008年10月号
1997年に香港で最初のH5N1型鳥インフルエンザの人への集団感染が起きてから10年が経過した。その間、科学者や製薬会社は手をこまねいてきたわけではない。さまざまな対抗手段の開発に力を注いできた。
今年に入って、その努力が少しずつ実を結びつつある。新型インフルエンザの大流行(パンデミック)の前に接種するプレパンデミック・ワクチンの市販を手始めに、迅速にワクチンを製造する手法や、タミフルやリレンザに代わる新たな抗ウイルス剤、全く新しい手法で人体に免疫を発現させるワクチンなど、画期的な特効薬が次々に登場し ………